親と同居することが、必ずしも親孝行ではない

18歳で一人暮らしを始め、19年間東京にいました。
今年4月に実家に戻り、久しぶりに親と暮らして強く感じるのは、この両親ガサツだな、です。


○ガサツ1:洗濯物をきれいに干せない
       まず洗い終わってもすぐに干しません。雑菌が喜んでいます。
       次に、伸ばしません。
       さらに、干し方がひどいです。タオルが二枚重ねで干されているのを見て、呆気にとられました。
       どう考えたって、しっかり乾かないじゃない。

○ガサツ2:どこに何があるのか把握していない
       通帳やら文房具やら書類やら、固定の位置に置かないがために、日々無駄な時間を費やしています。
       関連して(?)、我が家の資産管理も非常に微妙なものになっております。

○ガサツ3:捨てられない
       私もたいがいモノを捨てられない人間です。
       段ボールで80箱くらい東京から実家に移動しました。
       でも。
       使い古した衣類やら靴やらは、きれいさっぱりしてきました。
       それを捨てられない両親。あと、清掃を極端に嫌がります。



これらのガサツを眼前にした私は、非常にストレスが溜まります。
話せども話せども、伝わりません。変わりません。依怙地です。
私も面白くないので、毎日毎日繰り言のように伝えます。
結果、両親(特に母)と不仲になります。


長い年月、ガサツに生きてきた人間にとって、私の細かさ(とはいっても、生活をスマートにしたいという普通の思い)は、邪魔で邪魔で仕方ないのです。
これまでのやり方を変えるのは確かに難しいでしょう。
とはいえ、そこまで困難と思えるようなこと(極端な個人的ルール等)を求めているわけではありません。
でも、両親はできないのです。


結果、こんなくだらないことで、親の傍にいることが、何の孝行にもならなくなっているのです。
感情の行き違いの原因は、つまらないことから生まれるのだと、実感しています。

37歳無職 初めての×××

無職・実家暮らしが半年となり、気づいたことを列挙します。


・親と同居することが、必ずしも親孝行ではない

・自身、無職という状況に悠然と耐えられるほど、強い心の持ち主ではなかった

・漠然と働いていただけでは、何ひとつ食う糧にならない
 (12年の会社員生活が全く役に立ってない)

・「これがあれば田舎でも生活できる」という自身の柱を身に付けたのでないのなら、安易に退職すべきではなかった

・働かないと人脈は広がらない

・このまま死ぬのかなあという不安

・親しか会話相手がいないため、話す能力がゼロに近づいている(日々使う語彙が限られている)

・過去の金の使いどころが、自身の血肉になっていない

・相談相手がいない


もう少しまともになりたいです。